<私立男子校>20年で半減…「質実剛健」横浜高が共学化

 

日新聞 1/6(金)    

<私立男子校>20年で半減…「質実剛健」横浜高が共学化

2020年4月に3カ年コースが共学になることが明らかになった横浜高校=横浜市金沢区で2017年1月6日、水戸健一撮影

 

 

 甲子園出場31回(春夏通算)を誇る高校野球の強豪校で、1942年の創立から私立の男子校として歩んできた横浜高校(横浜市金沢区)が2020年4月、男女共学化に踏み切る。昨年11月、受験期を前にした中高一貫コースの学校説明会で学校側が明らかにした。少子化が進み、全国の私立男子高はこの20年で半減している。社会で活躍する女性が増える中、共学化の動きがさらに広がることが予想される。【水戸健一、福永方人】

 ◇少子化・女性の社会進出増え

 横浜高は学校法人徳心学園が運営。中高一貫コースと高校から入学する3カ年コースがある。「信頼を受くる人となれ」を校訓に掲げ、質実剛健の校風で全国に知られる。高校の硬式野球部は甲子園で春夏をあわせて5回の優勝を誇り、OBの松坂大輔投手(36)=福岡ソフトバンクホークス=や筒香嘉智選手(25)=横浜DeNAベイスターズ=らがプロ野球で活躍する。

 共学化は3カ年コースが対象で、女子が使用する設備の工事は来年度に始める予定。定員など具体的な計画は検討中という。三原馨校長代理は毎日新聞の取材に「今後、女性が社会に進出する機会が増える。社会の期待に応え、リーダーシップのある女性を育てたい」と狙いを説明。OBの反応について「母校が変わる寂しさはあるだろうが、懸念の声は聞こえてこない」と語る。

 横浜高校の卒業生で、高校野球の名将として知られる硬式野球部の渡辺元智前監督(72)は「グローバル化が進む中で私学が生き残ることは大変なのだろう」と共学化に理解を示しつつ、「質実剛健という建学の理念はしっかりと受け継いでほしい」と強調した。横浜市に住む卒業生(35)は「時代の流れ。共学化しようとも校風は変わらないはずだ」と冷静に受け止めた。

 ◇名門校も続々転換

 文部科学省の学校基本調査によると、私立男子高は1996年に215校だったが、2016年に97校まで減った。近年は「名門男子高」の共学化も進み、関西有数の進学校として知られる洛南高(京都市南区)は06年、1939年設立の伝統を誇る法政二高(川崎市中原区)は16年に共学化した。

 ◇「異性気にせず」利点あるが…

 学校の事情に詳しい安田教育研究所の安田理代表は「男女別学には、異性の目を気にせずに『オタク』のような得意な分野を思いっきりさらけ出して伸ばせる利点がある。しかし、少子化の中、生徒の募集で苦戦する学校もあり、今後も共学化の流れは加速するだろう」と分析した。

 

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