夏休みも終わり、季節もだんだんと秋へと近づいてきましたね。
すると少し気になり始めるのは、秋から冬にかけての“我が子の受験”ではないでしょうか? 「ママの頑張りが受験を左右する」と言われている位です。
もちろんママが本気になっても、当の子ども本人が勉強しないのであれば本末転倒ですが、子どもをやる気にさせるかどうかは親次第。どうすれば子どものモチベーションは上がるのでしょうか?
そこで今回は『WooRis』の過去記事「子どもの“自主性の芽をつんでしまう”親のNG言動2つ」に引き続き、ムーギー・キムさんとミセス・パンプキンさんの共著『一流の育て方』を参考に“子どもの成績が上がらない親のNG行為”3つを紹介します。
<子どもに勉強の意義を伝えていますか? 子どもが勉強の意義に納得していないと自発的に机に向かうこともしないものです。>
小さい子どもに勉強の意義を教えるのは、なかなか難しいかもしれません。しかし、大人だって「目的なくやらされている」と感じると、やる気が出ないですよね。これは子どもも同じです。
子どもにも、できるだけ分かりやすく、勉強をやる意義を教えてあげてください。これさえ、上手に教えてあげられれば、もしかして一人で机に向かうようになるかもしれませんよ。
<年ごろの子どもは同年代の学友に最も大きな影響を受けます。子どもの成長意欲を最大限伸ばせる学習環境においてあげましょう。>
例えば、よく言われるのは、“周りの友達がみんな優秀だったから自然と勉強するようになった”ということ。優秀と言われる学校は、生徒たちの競争原理が良い意味で働くので、自然とレベルが上がってくるということです。
子どもの周りの環境に配慮してあげてください。そう、親自らも子どもと一緒に勉強するなどして、子どもをやる気にさせてあげましょう。
<過保護に育てすぎていると、現実の社会で競争に勝つことができません。厳しい社会に出る前に、競争意識と競争に勝つ方法を身につけさせてあげましょう。>
社会に出ると、競争社会が待っています。子どもの時に、あまりにも過保護に育ててしまうと、いざ社会に出て挫折をした時に、二度と立ち直れない大人になってしまう可能性もあります。
ですから、子どもの時に学力での競争を経験させることが大事なのです。
この学力競争社会にもまれることで、やがて本人もやる気を出して勉強を頑張るようになりますし、強い子に育つのです。
以上、“子どもの成績が上がらない親のNG行為”3つでしたがいかがだったでしょうか? もしかしたら、無意識のうちにやってしまっている行為もあったのでは。
子どもの学力を上げるためには、一見、学力アップとは関係のない、このようなことが大切なのです。来たる受験シーズンに備えて普段から気にしあげてください。
(ライター 吉田和充)