学力が伸びやすいクラス、伸び悩むクラスって?

 

 

“朱に交われば赤くなる”という諺がある通り、朱色が混ざれば赤味を帯びるように、人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化されます。

そうであれば、わが子にもできるだけ良い子や優秀な友達と過ごさせたいと思うのは親心だと思いますが、そうとも限らないのです。

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“能力が高すぎるグループに入れることの悪影響”についてお話します。

 

 

■ママ友付き合いでの「価値観」は大切です

 

家庭で綺麗な言葉を使うようにしつけをしていても、汚い言葉を使う友達とばかり遊んでいると影響を受けるのが子どもです。

“バカ、ウザい、キモい、死ね、消えろ”など、耳を覆いたくなる言葉を真似して使うようになることもあります。

そうなると、家に招き入れて行き来するママ友は、自分と教育方針やしつけの価値観が似ている人を選ぶということも、大切になってきます。

親同士が親密になればなるほど、子どもと一緒にいる時間が長くなり影響を受けるからです。ただし、家庭で土台を作ってさえいれば一時、感化

されることがあっても同化することはありませんので心配しすぎることもないのです。

 

 

 

■「能力別クラス編成」はイイのワルイの?

 

では、学習の面ではどうでしょう?

周りがみんな文字の読み書きが出来て、自分一人だけ名前の読み書きさえ出来なかったらコンプレックスを感じてしまいます。

小学校によっては、公立でも算数などの主要科目を能力別クラス編成にして、本来あるクラスを解体し、少人数クラス制を取っているところもあります。

これは高学力の子にとって、学力が低い子に合わせられて授業が進められると飽きてしまい、能力の向上が望めない面があること。

また、低学力の子にとって歯が立たない課題を与えられて、学習意欲が削がれるのを防ぐためです。

元々1組、2組のクラスであっても、算数は成績により“上・中・下”の3クラスに分けて、それぞれの能力に応じた内容にしていくことにより、学力を付ける方法です。

進学塾でもこの体制をとっているところも多く、更にマンツーマンでその子の力に応じた指導をウリにしているところもありますよね。

 

 

■学力が伸びやすいクラス、伸び悩むクラスって?

 

さて、この場合、上のグループで最下位にいるのと、一つ下のグループでトップにいるのとではどちらが伸びるでしょう。実は後者なんです。

それは、自分の能力以上のクラスに在籍して、頑張っても頑張っても上の子に追いつけない体験するよりも、そうではないクラスにいて能力に応じた課題を与えられ、達成感や成功体験を得られた方が意欲が出るからです。これがエネルギーになり学力が向上するのです。

小学校で成績トップクラスだった子が、必死な思いをして進学校に入ってみると、周りが自分より出来ているとカルチャーショックを受けて自信をなくし、伸び悩むことがあります。これと似ていますね。

運動会でも、前を走る子どもとの距離が空きすぎていると「これ以上頑張っても勝てない」と思ってしまいスピードが遅くなります。

でも、自分の走るペースよりわずかに早い伴走者がいれば、タイムが伸びたりします。マラソンでいう“ラビット”と呼ばれる役目の人ですね。

 

 

いかがでしたか?

大人は「あんな人になりたい」と憧れの人を目標にして奮起することもありますが、子どもの勉強では手が届かない目標を強いるのは、逆効果です。

まして、「あの子を見習いなさい」と親から言われ、成績優秀なグループに入れられるとやる気はダウンします。

子どもの能力をよく観察して、見合った環境に入れてやりましょうね。

 

 

 

It Mama から転載

 

 

中学受験 偏差値
中学受験 偏差値
サピックス、四谷大塚、日能研、早稲アカ
帰国子女
家事代行なび
家事代行なび

資料請求は無料です。いざという時に持っておくと便利です

押してください。

情報収集にどうぞ

  ↓

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ


トップページで

おすすめ書籍を掲載しています。

参考にしてください。こちら