関関同立「実合格者数」1位は英語に強いあの府立高校 サイエンスとグローバルがカギ?

 

 

 

 

関関同立「実合格者数」1位は英語に強いあの府立高校 サイエンスとグローバルがカギ?〈週刊朝日〉

豊中高校

 

 

 国公立大や難関私立大への合格実績について、「実合格者数」「実合格率」が注目されている。週刊朝日では、近畿圏の「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)という難関私立大について、「実合格者数」の観点から全国上位50校をリスト化。その強みを独自に調査・分析した。

 近畿圏では公立校の強さが目立つ。1位は豊中。府立10校のGLHS(グローバルリーダーズハイスクール)のほか、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とSGH(スーパーグローバルハイスクール)にも指定され、「英語の豊高」と言われ、英語教育には定評がある。TOEFL受験に対応した授業や海外研修でも知られる。大学との連携プログラムも盛んだ。

「大阪大の留学生との交流を通じ、科学やグローバルなど、それぞれのテーマで研究し、結果は英語でプレゼンテーションします」(石田利生教頭)

 同世代との交流によって“生きた英語”を習得し、その過程で生徒は思考を深め、適性や進路を考えるきっかけにもなるのだろう。

 昨年のランク外から31位にランクインしたのが雲雀丘学園だ。1949年の創立以来、人間教育に重きを置く校風だったが、受験競争の激化につれ、高い学力の育成のため補習授業を増やすなどの対策をとった時期もあった。それが現在では、むしろ授業数を減らす傾向に。「のびのびと、自分で考える余裕を与える方針に転換しています。限られた時間内に効率的に学ぶ方法を工夫するようになり、意識改革も進みました」と進路指導部長の村上敦彦教諭は言う。その結果、自主的に学習テーマを探し、化学グランプリや生物学オリンピックの本選まで進む生徒も出てきた。大学研究にも積極的に取り組み、毎年80人ほどが西日本のさまざまな大学の研究室を訪れる機会を持つという。

「大学のリアルな姿に触れることで、それまで考えていた第1志望校が変わることも珍しくありません」(村上教諭)

 こうした自主自立を促す方針と具体的なキャリア教育が、躍進のカギのようだ。

 近畿圏でも理数系を志す生徒が増えている女子校は実合格実績でも躍進が目立つ。甲南女子は、スタンダードコースとSアドバンストコースを設定して国公立大も視野に入れた受験指導が特徴。近年は医・看・薬に加えて工学部や建築学部志望が増加傾向にあるという。進路指導部長の宮内学教諭は「中高6年間のロングスパンで将来について考え、職業研究、特に実習を経験させていることが大きいと思います」と話す。

 キャリア教育で大きな役割を果たすのが中学校の終わりごろ全員が経験する保育実習だ。将来の母親像をイメージする生徒もいれば、教育や保育の大切さを考える生徒もいる。仕事と育児の両立の現場を見ることで、仕事に対してより具体的に意識が向き、自分の適性や将来を深く考えるきっかけになる生徒も多いという。

 実合格者の多い学校に共通するのは「個別のカリキュラム構成や進路指導」「英語教育・グローバル教育への注力」「徹底したキャリア教育」だ。高校を大学へのステップとするのではなく、社会に巣立つ日に備える教育の場だという視点が、結果として大学進学の高実績に結びついているといえそうだ。

※週刊朝日 2016年5月6-13日号より抜粋

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