大学入試改革「割を食う」のは今の中2? 「浪人は避けた方が」との声も

 

 

大学入試改革「割を食う」のは今の中2? 「浪人は避けた方が」との声も〈AERA〉

 

 

 

 2019年が最後となる「センター試験」の後をどうするか。大学入試改革の方向性が固まってきた。新制度は今の中学1年生から。子どもの進路をどう考えたらいいか、ポイントを徹底解説する。

 大学入試改革は段階的に実施される予定だ。大きな節目は、「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)が始まる2020年度と、新学習指導要領に沿って出題科目や形式が変わる24年度。つまり、現在の中学1年生と小学3年生が、大学入試が大幅に変更される際の最初の受験生になる。

 割を食いそうなのが、センター試験最後の学年となる中学2年生だ。浪人したら、翌年度は新しい学力評価テストを受けることになる。後述するように、記述式などの対策を1年間でゼロから講じなければならない。

「救済措置はないかもしれない。できれば浪人は避けたほうがよさそうです」と言うのは、大学通信常務の安田賢治さん。

 中学1年生も、センター試験の過去問が参考にならないため、予備校や塾による予想問題に頼らざるをえない。森上教育研究所代表の森上展安さんは言う。

「塾で補完する必要が生まれるため、移行期にはお金がかかるでしょう」

 現在の学習指導要領で学ぶ中学1年生から小学4年生までは、「入試が変わることがわかっていながら旧来型の指導を受けるため、混乱を招く恐れもある」と、教育ジャーナリストの後藤健夫さん。

 現在の小学3年生からは、数学と理科を融合した「数理探究」が高校の新しい選択科目になるなど、学習内容と入試改革の方向性が合致しそうだ。従来、新学習指導要領に対応した最初の入試では浪人生向けの救済措置が取られてきたため、小学4年生も心配しすぎる必要はないが、受験テクニック面では要注意。20年度から23年度までは記述式は短文だが、24年度からは文字数が増える予定になっている。コンピューターを使った入試(CBT)も、24年度から導入される予定だ。

 いつ、どう変わるかがまったくわからないのが、各大学の「個別選抜」だ。今のところ大学側は「様子見」。高校2年生になってから「え? ディベートがあるの!?」などとあわてることにもなりかねないので、志望校の試験の動向はチェックしておいたほうがよさそうだ。

 ただ、未確定のことを親が先回りして心配したところで、実際に受験するのは子ども自身。

「中学生以上になると親ができることは限られるが、逆に小学生以下だと大学入試対策にはリアリティーがない。読書や調べ学習、幅広い体験のサポートをする程度で、過度にセンシティブになる必要はありません」とベネッセ教育総合研究所高等教育研究室長の木村治生さん。後藤さんも言う。

「最も重要なのは親の意識改革。自分たちの入試の体験や価値観を押しつけていては、子どもは伸びません」

※AERA  2016年2月1日号より抜粋

 

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