やることが多すぎて何からやればいいかわからない…と受験勉強の悩みを抱えている人もいるでしょう。当たり前ですが、勉強に費やせる時間は限られています。すべての科目・分野にまんべんなく力を入れようとしても、必ず無理が生じます。
そのなかで、効率的に合格ラインの学力をつけるには、優先順位づけをすることが大切。
では、どういう基準で決めればいいのでしょうか?
学習の優先順位づけを行うには、次の2つの軸を中心に考えるのがオススメ
受験勉強で最も優先すべきなのは、志望大の入試での配点が高く、また、現在の実力との差が大きい科目です。なぜなら、今後の伸びしろが大きいということは、実力を伸ばせた時の総合得点に与える影響が大きいからです。
まずは志望大の過去問を分析し、目標得点を定め、今の自分の実力と比較してみましょう。面倒だと感じますが、目標との差を自覚しないと、勉強に優先順位をつけることは難しいのです。
次に優先順位付けの判断軸に加えるといいのが、「習得にかかる時間」。先程の2つの軸に加えて整理すると、以下の図のように表せます。
英語、数学など、定着に時間がかかる科目は実際に得点が伸びるまでに時間がかかるため、優先度を高くしておく必要があるでしょう。
学習の優先順位を決めても悩むのが、時間配分の方法。「どのくらい時間をかけていいの?」と実際に勉強をしている時に悩みますよね?
結論を言うと、優先度1位のものには、思いきりよく全体の半分の学習時間を割り振ってOKです。優先度2位に3割程度、3位以下のものには残りの2割の時間を配分していくとよいでしょう。
センター試験まであと半年。これからも「時間が足らない!」と焦ることがあると思います。そんな時でも必ず考えてほしいのが、学習の優先順位。
やるべきことを整理することで、時間がないなかでも、効率的に受験勉強を進めることができますよ。
文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 町田
2015.7.16 ランキングパーク から引用