記事の紹介: 【難関中合格AtoZ】小1から知っておきたい中受の土台づくり


小学校低学年から中学受験の準備を始める家庭も増えてきた昨今、果たして中学受験はいつから準備を始めればいいのか。難関中学受験において定評のある個別指導塾SS-1の小川大介先生に、小学1年生から知っておきたい小学校6年間の効果的な受験計画を聞いた。


◆中学受験の準備は未就学期から始まっている?

--中学受験を考え始めるのに、最適な時期はいつでしょうか。

小川先生:まず、実際に塾へ通い始めるという時期だけでなく、その前段階である「子どもの素地をきちんと育てる時期」という二段階で考える必要があります。この素地を育てるという意味では、保護者は4歳から受験を意識するとよいと思います。

 しかし、保護者が真剣に取り組むのは小学校1年生からになります。自分と他人という区別を意識するようになる、いわゆる「物心がつく」のが3歳頃です。その後、比較する感覚が育ち始め、保護者もほかの子との比較を意識し始めるようになる4歳が最初の区切りと言われています。

 そして、小学1年生は小学校という大きな区切りで、学習習慣や考えの違う子どもたちが定まった時間で一緒に学ぶということが始まります。この時期に、お子さま自身の学ぶ力をどのように育てたかで、のちのちの学力に大きな差がつくでしょう。




◆小学1年生から土台を作り始める

--受験勉強を始めるのではなく、1年生から土台を作るということですね。

小川先生:1年生から3年生の間に、子ども自身の伸びる土台を作ることが重要です(画像:図1)。知識の深さを縦軸に伸ばすのではなく、横に裾野を広げる土台を作っていきます。1~3年生は受験力の養成メニューの時期、4~6年生は受験カリキュラムを進める時期と、大きく分けられます(画像:図2)。1~3年生の重要性があまり世間には伝わっていませんが、この土台が広いほど、高学年で学力が大きく縦に伸びるのです。

 ちなみにこの土台は勉強だけでなく、スポーツや友達と遊ぶ、色々なものを体験するといったさまざまな経験によって作られ、伸びていきます。

--では低学年の間に親としてできることは何でしょうか。

小川先生:1、2年生では特に親子の信頼関係が重要になってきます。保護者からの「勉強をしなさい」という言葉は、「自分(子ども自身)のために言っているんだ」という信頼関係です。そして「言われたことをやっていれば大丈夫」という安心感。この2つを持っているのといないのとで、のちのちの差は大きくなってきます。

 特に、「成績は、勉強したら伸びる」という信頼感を育んでほしいです。高学年になってからだと、この信頼感はなかなか身に付きません。「やったら簡単だ」という経験則をもっている子どもと、「無理だよ」から始まる子どもとの差はとても大きいです。1、2年生の間に、この意識を持つかどうかで分かれます。勉強の関わり方について、1年生のうちから保護者は受験ということを将来的に意識して努力する。そういう意味で、保護者の受験活動は1年生から始まっているといえます。




◆低学年は「ほめる、もっとほめる」

--親子の信頼関係はどう育んでいけばよいのでしょうか。

小川先生:「なぜ勉強をするとよいのか」という答えを保護者がきちんと持っていることです。「勉強したから、この仕事ができるようになった」という見本を自らが示す、あるいは「今勉強すると、将来できることがたくさん増えるので楽しみにして」という気持ちをお子さまに抱かせてあげてください。

--なかなか勉強を始めない子どもにはどのようにしたらよいでしょうか。

小川先生:親として「○○しなければ」と思ってしまう瞬間から迷いが生じます。その前に、「この子はこういう力を持っている」と思うことです。たとえば、なかなか取り組まない時もあるけれど、気持ちが向いたらやる子であれば、自発力を持っていると言えます。気になることがあったら、保護者はまずそれを裏返して見つめ直してみてください。

 1、2年生の間はできない所を見るのではなく、お子さまの優れた所、いいなと思える部分を見つけてほめることがよいでしょう。1、2年生ではまだ毎日定まった時間に勉強する習慣は必要ありません。気持ちが向けば勉強するのであれば、「今日も勉強した」「続いた」という事実だけでよいのです。責めすぎると、できることまで減ってしまいます。2年生までの関わりは「ほめる、もっとほめる」です。




◆親の6年カリキュラム、子どもの3.5年カリキュラム

--中学受験に通塾は必須でしょうか。

小川先生:保護者がお子さまへの愛情を持ちながら勉強に関しては冷静に見られ、中学受験に必要な学年ごとの要求レベルをこなせるのであれば、通塾せずに受験に臨むという選択もよいでしょう。ただし、ものすごく難しいことです。一方、塾に行かなくても、自然に学力が伸びた範囲で縁のある学校を選ぶというのであれば、それもよいと思います。

--通塾するとしたら、最適な時期は何年生のいつからになりますか。

小川先生:受験カリキュラムをこなすという意味では4年生からです。学校学年で言うと、3年生の2月から開始するのがよいでしょう。ただし、入塾テストは、希望のクラスを選んでいくためにも、3年生の10月から複数回受けられる計画を立ててください。




◆お子さまに合った大手塾選び…塾ごとの特徴比較

--大手塾ごとの特徴を教えてください。

小川先生:まずSAPIXは最難関校の合格者数が首都圏でいちばん多く、過去合格者の蓄積を持っています。教材やテストの練り具合もレベルが高く、保護者も熱心で、環境の力があります。すでに勉強の仕方がきちんと身についているお子さま向きです。

 早稲田アカデミーは、確実に押さえておくべきところを講義してくれます。お子さまが量をこなすことが苦でなく、志望校が早慶であれば、向いています。なお、「NN」は実質的に通常コースと異なる特徴を持ち、2つの塾に通っているような状態になるため、体力や気力がないと厳しいかもれしません。

 関西は浜学園の力が強く、教材と生徒の意識の高さがメリットです。テストが非常に多いため、家庭学習をかなり必要とするので、塾での勉強をメインにしたいご家庭には向いていません。

 このほかにも多くの塾がありますが、同じ塾でも校舎によって学習方法や傾向がかなり異なってきます。まずは見学や体験をして、お子さまの性格や、家庭での学習計画に合う塾や校舎か、事前に確認することが大切です。




◆志望校に届くための計画を親が立てる

--親子で志望校合格を目指して頑張るコツは何ですか?

小川先生:学校への憧れを、学校に合格するための目標に切り替えができるかどうかです。志望校は憧れるだけではなく、実際にどれだけの学力が必要かを保護者は研究しておきましょう。

 6年生の10月時点で合格ラインに達する学力をつけるために、お子さまのキャラクターや伸びる速度をふまえ、「5年で何をすればよいか、そのためには4年、3年、2年でどうするか」親としてどこまでできるかを考えます。「この部分だけ頑張ったらいけそう」といった、乗り越える箇所をどれだけ絞り込めるかも重要です。

--ありがとうございました。




 中学受験専門個別指導教室SS-1は、東京、大阪、兵庫に6教室を展開している。東京は成城学園前教室、東京白金台教室、東京自由が丘教室の全3教室。指導内容の詳細や授業案内はWebサイトで閲覧することができる。

 

 2015年6月25日  リセマムから引用

 

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